第27回技能グランプリ

「神は細部に宿る」
有名な言葉です。

昨日、速報で投稿しました第27回技能グランプリ。文字通り「技」の日本一を決める大会です。出場する選手は皆、その道の第一線で活躍する人ばかり。それぞれの手先・指先にはきっと何かしら宿る瞬間があるのだと思います。

2月22日(金) 開会式
全国の選手が集う中、各都道府県の代表が都道府県旗を携えて入場します。宮崎県の代表は建築大工職種の吉村 強さんです。「頑張るぞ!」との掛け声に宮崎の選手たちが「オー!」と応えたとのこと。

 

これから始まらんとする勝負に臨む、凜とした面々。

 

2月23日(土)~24日(日) 競技

競技会場である幕張メッセ。色んなイベント会場として有名です。とにかく巨大な施設。写真に映っているもの全てがこの大会の競技会場です。

 

畳製作職種の山口 定巳さん。競技時間は5時間。定められた枠の中にきっちりとはまるように畳を作っていきます。

 

一針一針に力を込め、全神経を配ります。

 

印章木口彫刻職種の相馬 宗典さん。競技時間は7時間。30ミリ角の柘に「日本宇宙飛行開発機構印」という文字を彫り込みます。

 

指先程のスペースに小宇宙を表現します。まさしく「精緻(せいち)」という言葉のとおり。

 

和裁職種の入来 淳子さん。競技時間は9時間。2日間に渡る競技です。袷長着(あわせながぎ)という着物を一着縫い上げます。

 

日本古来の「美」を縫い上げる指先。

 

そして、今回宮崎県として初めて金メダルを獲得した吉田 真由美さん。このサイトのトップの写真も実は吉田さんの作品です。競技時間は150分ですが、この限られた時間でブライダルブーケ、ブートニア、フラワーディスプレイの3作品を作ります。

 

これはブーケ。大胆かつ優美です。

 

吉田さんは元々OLだったとのこと。洗練されたセンスと人並み外れた努力がないと、ここまで登り詰めることはできなかったでしょう。本当におめでとうございます。

 

そして、こちらもメダリストです!!婦人服製作職種の上原 みゆきさん。見事銅メダルを獲得されました!この職種の競技時間は10時間。2日間に渡る競技です。女性用のジャケットを一着縫い上げます。

 

最終的に、支給されるマネキンにフィットするように仕立てます。また、チェック柄の生地なので、柄が上手く合うようにしなければなりません。

 

この大会に向けて夜遅くまで練習を重ねたとのこと。本当におめでとうございます。

 

最後に建築大工職種の吉村 強さん。競技時間は今回の中では最長の12時間!もちろん2日間で行います。この時間の中で正五角形の小屋組(こやぐみ)を作ります。

 

実は大工の技能、規矩術(きくじゅつ)という数学が出来ないと、太刀打ちできません。高校のとき習った三角関数のようなものです(?)長方形の角材を計算して、加工し、立体的な五角形に組み上げるということは、実はとてつもなく難しいことなのです。

 

この方はお師匠さん。練習を指導したうえで、こうやって毎回、弟子の戦いを見つめています。これもまた、男の背中。

 

 

2月25日(月) 閉会式・成績発表

疲労と昂揚そして、緊張。

 

婦人服製作職種、銅メダル、上原 みゆきさん。

 

そして、宮崎県最初の金メダリスト。フラワー装飾職種、吉田 真由美さん

 

お二人とも、本当におめでとうございます!

 

特に金メダルは、私たちももちろん初めて目の当たりにしました。ありがとうございました。

 

選手の皆さんはもちろんこれからもお仕事で多忙な日々を送られることでしょう。より一層精進していただき、これからの宮崎の「技」を創造していただきたいと思います。
お疲れ様でした。

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