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現代の名工

現代の名工とは

「現代の名工」は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を厚生労働大臣が表彰するものであり、 昭和42年の創設以来、技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、 技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し夢と希望を与えてきました。

宮崎県技能士会連合会には、現在、2名の「現代の名工」が在籍しています。

  • 前田 浩吉
  • 向江 悦子

日本神話発祥の地より至高のコラボレーション

現代の名工(植木職、造園師)

前田 浩吉
  • ・宮崎県技能士会連合会副会長
  • ・宮崎県造園技能士会会長
前田 浩吉

日本神話発祥の地、宮崎。ここに、その優れた美的感覚と卓越した企画設計力、 類まれな技術力でその名を轟かせる「技能士」「現代の名工」がいる。
前田浩吉。昭和18年に宮崎県で生まれた彼は、 昭和38年、大阪の有名な会社に日本庭園の真髄を学ぶため修行の旅に出る。 約6年の修行生活の後、帰郷して昭和44年に自身の会社を設立。 天賦の才能もあり、またたく間に頭角を現すようになる。

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昭和49年、造園の技能検定が全国的にスタートした年に1級造園技能士に合格。 同時に成績優秀者として技能競技大会知事賞を受賞。これを皮切りに数多くの国家資格を取得。 その後、幾多の表彰歴を経て、平成15年春、栄えある叙勲を受章するに至る。
また、その2年後、「現代の名工」として表彰され、名実ともに職人・経営者として頂点に登りつめた。 まさしく、日本の造園文化を代表する1人といえる。

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宮崎神宮。主祭神に天皇家初代、神武天皇を奉る由緒正しいこの神社は、 宮崎県宮崎市中心部において広大な敷地の中、荘厳な趣をたたえている。
伝承によると、宮崎神宮は約2,500年前、神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、 祖父のご遺徳をたたえるために鎮祭したのが始まりだとされている。
また、神武天皇は、現在の宮崎県西諸県郡高原町大字狭野(さの)にお生まれになり、 45歳のときに東に向けてご出発されるまで、この宮崎神宮にほど近い場所(宮崎神宮別宮)を 当時の皇居とされていたと言われており、このことからも、 宮崎神宮は日本神話の重要なルーツの一つであることがうかがえる。

「日向(ひむか)庭園」

折しも今年は、古事記編さん1300年のこの国にとって重要な節目となる年です。
前田浩吉は宮崎神宮の藤棚の剪定・管理も手がけており、宮崎に培われた伝統文化を生かして、 その素晴らしさ、奥深さを後世へと受け継いでいただけるようなお庭づくりをいたしてまいりました。

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(左:前田浩吉  右:杉田秀清 宮崎神宮 宮司)

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(「宮崎の宮」 画・平澤定人 宮崎神宮 蔵)

今回、「現代の名工」前田浩吉が自身のキャリアの集大成としてご提案する 「日向庭園」は、椎葉産青石をはじめ、国内屈指の庭園材料の宝庫である宮崎県産のものを最大限使用し、 日本のふるさと・神話の里である宮崎の神武天皇ゆかりの地の風景をあなたのお庭に再現するものです。

例えば、神武天皇ご生誕の地、高原町の雄大な山々と限りなく清らかな水をたたえる湖の光景。
また、宮崎を治められていた当時の皇居があり、秋には黄金色の稲穂が 風に揺られていたであろう広々とした宮崎平野の光景。
そして、東に向かわれる際に出発地となった日向市美々津の清冽な川と雄大な海の光景。
他にも、数々の伝承の地の中から、あなたのお話しをお伺いしたうえでお選びいただき、 使用する材料を吟味したうえで、前田浩吉が直接陣頭指揮を執らせていただきます。
「現代の名工」の名にふさわしい、卓越した技と秀でた感覚を極限まで 駆使したお庭があなたの眼前に広がることでしょう。

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古来より日本人は、自然環境と調和しながらもこれを活用し、庭園の中に心の平安を求めてまいりました。
日の本の国、日本の中でも、日に向かうという名を冠する地、「日向(ひむか)」の誇る 自然のクリエイター、前田浩吉は、技能士の頂点として、決して計算では出せない 美的感覚・色彩感覚・絵心をもって宮崎の限りなく豊かな大自然の情景を創造いたします。

宮崎発、世界へ、日本のために。

(写真ご協力:宮崎神宮 様)

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最上のロマンスを身にまとう悦び(よろこび)

現代の名工(婦人・子供服仕立職)

向江 悦子
  • ・宮崎県技能士会連合会副会長
  • ・宮崎県洋裁技能士会名誉会長
  • ・社団法人全日本洋裁技能協会理事兼宮崎県支部長
向江 悦子
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女性がドレスに包まれるとき、その人は現実から解き放たれ、 華やかなおとぎ話の世界へと羽ばたき、素敵で特別なひとときを謳歌(おうか)する。

向江悦子は、そんな女性の美しさを演出するドレスを創造し、宮崎からその名を発信し続けるプロフェッショナルである。

「技能士」である向江は、平成17年には「現代の名工」として厚生労働大臣表彰を受け、 平成21年には栄えある叙勲を受章した。また、平成12年と16年には全国洋裁技能コンクールでは 前例のない2度の内閣総理大臣賞を受賞するなど、輝かしい受賞歴を持つ。

彼女の作品は、常に地元志向であり、そのオリジナリティあふれるデザインと それを現実のものにする彼女のずば抜けた技術力で、国内のみならず海外からも高い評価を受けており、 展開パターンや立体裁断で見事なシルエットラインを作り出し、 縫製が困難なベルベットやシフォン等にドレープや刺繍を施す細かい作業は業界一と目されている。

中でも、2度目の内閣総理大臣賞を受賞したウェディングドレスは、 日本の伝統品である真珠状のビーズを合計6万個用い、ゆりの女王、カサブランカを表現してみせた。 また、襟と裾には宮崎の海を表すスカラップを施し、その感動的なまでの美しさは見る人全てを魅了する。

また、向江は、この作品を携え、横浜とリヨンの文化交流団の一員として渡欧し、横浜市政45周年を記念し、 フランスのリヨンで開催されたファッションショーにもこのドレスを出展した。

他にも、平成18年度には台湾の台北で、平成20年度にはインドネシアのバリ島でそれぞれ ファッションショーに参加する等、世界に羽ばたくその活躍は、 自由自在に布という魔法のじゅうたんを操る魔法使いのようだ。

彼女が洋裁を始めたのは26歳の頃。その環境は決して恵まれたものではなかったが、 仕事の傍らさまざまな創意工夫をしながらほぼ独学で技術を身につけた。

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向江は、支えてくれた人たちへの感謝を込めながら自分で歩んできた道を振り返ってこう言う。
「洋裁学校にいらっしゃった方々に比べたら、きっとたくさんの回り道をしてきたかもしれませんし、 そのことをうらやましく思ったこともありました。
でも、これが自分の運命だと納得できたら、逆に多くの経験をいただけた、 といつしか感謝できるようになりました。
自分の好きなことでは誰にも負けたくないという気持ちで、いつも作品には真剣勝負で向かっています。
気持ちと生地と技能が一体になったとき、作品が私に応えてくれるんです。

「これからは、お世話になった地域の方々や、縁あって出会うことが出来た方々に 洋裁の素晴らしさを伝え、後継者を育成することも私の使命なんです。」

白鳥は、その優美な姿と裏腹に水の中では、常に水を掻いているという。 向江悦子が織りなす美の境地は、その秀でたセンスとテクニックだけでなく、 彼女自身の絶対的なプロ意識がその根底にある。

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